EB-5 への投資とは?

EB-5への投資には2つの方法があります。 選択肢の1つは、無限責任・有限責任のパートナーシップとして、個人事業主として、あるいは株式会社・事業信託その他の民間/公営の事業体の株主として、米国内の不動産開発プロジェクトなどの営利企業に直接投資することです。EB-5投資家の多くは、USCISがEB-5投資プロジェクトを管理するために指定した地域センターを通して投資をしています。この場合はUSCIS が設定したEB-5プログラム規制を遵守する義務があります
地域センターを通した投資に対する規制は、直接投資よりもはるかに寛容です。例えば、地域センターでは、雇用創出の検証に際して、給与記録を提示することなく、パートタイムとフルタイムの労働者を区別しない経済モデルを使って、雇用創出を検証することが許可されています。
さらに、地域センターは、「間接的な雇用」を雇用創出要件に含めることができます。これらはニュー・コマーシャル・エンタープライズ(NCE)の枠外で創出された雇用ですが、NCEへのEB-5投資の結果として解釈されます。地域センターへの投資には、複数の事業体が関与する構造があり、債務整理も含まれます。

地域センターへの投資の利便性は?

第一に、地域センターはUSCISの規制を遵守する義務があるため、投資家が事業に直接関与する必要がありません。従って地域センターへの投資は、投資の管理に直接責任を持つ必要のないアプローチを望む投資家に適しています。
地域センターを通したプロジェクトの投資収益は低いですが、投資プロジェクトがEB-5の要件をすべて満たすように専門的に管理し、投資家がグリーンカードを確実に取得することを第一目標とする心配のない投資方法です。
地域センターを通した投資では、雇用創出要件を簡単に満たすことができます。前にも述べたように、地域センターへの投資は、間接雇用を雇用創出の統計に数える事が許可されています。例えば、EB-5プロジェクトに商品やサービスを提供する業者が雇用する労働者も雇用創出要件を満たす労働者として計算に入れる事が認められています。
また、従業員がEB-5プロジェクトを下請けし、それによって彼らの収入が増加し、地域社会への経済的貢献度が高まり、最終的により多くの雇用が創出される事につながります。これらの間接的な雇用創出も、EB-5ビザの要件を満たします。